aedificatoresプロデューサーの山地です。当団のことをご存じの方々は、演奏会まで開いて活発な活動をしていたのに、なぜ全支部が解散してしまったのかと不思議に思っておられるかと思います。SNS等で噂レベルの二次情報が拡散するよりも当事者の一次情報を発信する必要があると感じ、可能な範囲でご説明いたします。

2019年2月のある日、とある出来事がきっかけで私自身がうつ病を患い、生活するのに最低限度のことしかできずにどん底の生活を余儀なくされました。元々ストレス耐性が低いのですが更に低くなってしまい、当時メンバーとの関係がギクシャクしていたこともあり「次はいったい何をいわれるのだろうか」という恐怖心がどうしても拭えず、連絡を取ることもできなくなってしまいました。

3/31の本番の後も活動方針や活動内容を指示することもできず、活動継続が困難になってしまい方向性を見失った状態となったため、東京、名古屋、大阪各支部で話し合った結果解散することを決定したそうです。何ヶ月もの長期間にわたり路頭に迷わせる結果になってしまい、本当に申し訳なく思います。ただ、うつ状態にあっては本当に何もできませんでした。

aediに集まってきてくれたメンバーは、私にとってかけがえのない仲間でした。
aedi福岡がincit-e 2019冬@福岡を開催したときには、私が長年愛してきた面川さん、土田さん、三宅さんの曲を演奏してくださいました。
aedi名古屋は若い大学生が多くとても活発で、練習と曲を本当に楽しんでくれているのがわかり、訪問するといつも心の安らぎを与えてくれました。
aedi東京は、人数は少なかったけれど、多少練習の進みが遅かったとしても、本番になると普通以上の力を発揮してくれました。canvas2018冬の時など、指揮者がインフルエンザで倒れ、アルトの主要メンバーまでインフルでオンステできなかったのに堂々と演奏してくれました。

解散となったのは残念ですが、風の噂では各地区メンバーを再結成して動き出しているようで、今までの活動は無駄ではなかったなと感じます。それぞれの活動が充実したものとなるよう願っています。

私自身、まだ睡眠障害がありますが、薬の助けと喜ばしいことがいくつかあり、かなり快復してきています。特に次のincit-e 2019夏@浦安 で初演予定の『悠久の色』を歌ったとき、タゴールの深淵な詩と元川威夫さんの魅力的な音楽により、みるみる内なる力が戻って来るのが実感できました。詩と音楽が持つ力は本当にすごい、と実感しています。

aediの理念の実現を諦めたわけではないので、病状が快復して準備が整ったらまた新たな形で再出発しようと計画しています。自分でも「これは良い!」というアイディアがたくさん浮かんでいます。ある程度固まったらまたご報告したいと思います。

2019年6月8日
aedificatoresプロデューサー 山地孝佳


追記:1箇所誤字を訂正しました。

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